れもブロ!

「乗車率200%」なんて言葉を日常的に使うのはおかしいだろ!!

東京なんて場所に住んで4年ほど経つが、私は生まれ育った場所が田舎だった故に、勝手がわからないことが沢山あった。

しかも住んでいた場所が地方ではまあまあ都会っぽい場所だったので「まあ、東京っていっても人が多いくらいであんまり変わらないだろう」とタカをくくっていた。

 

そんなこんなで大学進学を機に東京にやってきたわけだけども、地元とは違うことがかなりある。

 

まずは家賃

 

地元だと2万円ほどで借りられる1ルームの部屋が6万円だった。

別にそこまで都会のど真ん中という場所ではなく、新宿から快速電車で20分ほどの場所。

しかも駅から徒歩20分という「家賃を低くする要素をそれなりに取り入れた部屋」であっても6万。コンロは1口しかなかった。

 

次にスタバ

一応上京してから1ヶ月くらいはオシャレ大学生を目指してた筆者は、オシャレなお店でオシャレにコーヒーをキメるべく、スタバに行ったのだがまずサイズ表記がおかしい。

「ショート」と「トール」は英語なのでかろうじて分かったが、「グランデ」と「ベンティ」って何だ?

しかもコーヒーのバリエーションなんてアイスとホットしか思い浮かばなかった筆者に立ちはだかる「なんちゃらかんちゃらフラペチーノ」という巨大な壁。

 

その時はとりあえず「抹茶なんちゃらフラペチーノのホットください」と頼んだが「ホットはないんです」と断られた。フラペチーノにホットはない。

結局普通のホットコーヒーを頼んだ。それ以来行っていない。

 

 

そして東京に来て一番驚いたのが電車

まず駅がおかしい。

地元には無人駅のローカル線もあったが、一応JRが通っている地域である。

東京にやってきたときは「JRの申し子」としての自信があった。そこら辺の田舎っぺとは違うぜ的な。

 

しかしながら、新宿駅、お前はおかしい。

地元の前橋駅が「JR」だとすると新宿は「JJJJJJRRR」くらいだろう。でかすぎる。蟻の巣に迷い込んだのかと思った。

とりあえず改札を抜けて一安心しても「まだそれは序章にすぎない」状態。やっとの思いで地上に出た先がよくわからないデパートの中。新宿駅は平行世界と繋がっている。

 

一番面食らったのは満員電車。

人と人があんなに詰め込まれる場所があるか?完全に人権を侵害している

途上国の刑務所でさえもっと快適だろう。

とりわけ私は田舎出身でパーソナルスペースが結構大きい人間なのでこれが一番嫌だった。私は、おっさんだろうが綺麗なお姉さんだろうがあまり近づいて欲しくない人間なのだ。

 

 

こういった違いに戸惑い、揉まれつつながらなんとか生活をこなしていた筆者。

そうしてやってきた最初のお盆。やっと帰れる。

 

ふとテレビで流れる「帰省ラッシュ」のニュース。そこに踊る「乗車率200%」の文字。

 

 

乗車率200%だと!?!?!??

 

いやいやいやいや、200%なんてお前、人が乗っていい乗り物ちゃいまんがなおま!!

でも、新幹線のチケットとっちゃったし乗るしかないじゃん…?貧乏なので自由席だし。覚悟する死。

 

そうして乗り込んだ「乗車率200%」の新幹線、

 

大したことなかった…

 

乗車率の罠

自己紹介が遅れました、齋藤アユムと申します。

前置きが長くなりましたが、電車の「乗車率」っておかしくないですか?

 

「乗車率200%」の電車と聞いて皆さんはどんな状態を想像しますか?

 

 

ちなみに筆者の想像する「乗車率200%」はこちら

 

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当たり前ですよね。100%が電車の中に乗り切れる最大人数なんだとしたら、「200%」は当然電車からはみ出る。ちなみにこの写真はどうやって運転してるんだろう。ラジコンか?

 

 

そして本当の乗車率200%はこちら

 

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読めますか?「体がふれあい相当圧迫感があるが、週刊誌程度なら何とか読める。」

 

おかしいだろ!!!!!

 

乗車率200%で誰が週刊誌読めると思うんだよ!?

 

 

ちなみに乗車率早見表が以下です。

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僕は知らず知らずのうちに「乗車率250%」を体験していました。

 

 

何かおかしいですよね。

だって例えば「果汁200%のオレンジジュースです」って言って出してもらったモノが「単に量が多いオレンジジュース」だったらガッカリしません?

 

スタバで「コーヒー率200%のコーヒーです」って出されたものが「だたのベンティサイズのコーヒー」だったガッカリしますよね?

「確かに僕はいつもトールかショートだけどさあ…」ってなりますよね?

 

「果汁200%のオレンジジュース」だったら「オレンジをくり抜いたものがコップとして出てくる」位のことをしてくれないと困りますし、

「コーヒー率200%」だったら豆が入っているくらいの状況のはずですよ。

 

 

それに対して「乗車率200%」、お前は何なんだ。200%界の風上にも置けん。

 

 

おわりに

たとえそれが乗車率200%だったとしても俺は認めん。

200%はもっと人をワクワクさせる存在になるべきだと思う。

2倍濃縮のめんつゆも反省しろ。

 

 

 

筆者:齋藤アユム

 

筆者の音楽活動

Lemon Jam:

www.youtube.com